「咬み合わせ」って何でしょう?
毎日、歯は食べ物を咬んでいます。
歯と歯をあわせて咬みますが、これには顎の働きが大きく関係しています。
口の開け閉めは、顎が動いて口の中をコントロールしていますが、咬み合わせはその最先端、上下の歯の合わさり方や、咬んだときに顎や歯が落ち着く位置やバランスなどを指します。
咬み合わせと全身の歪み
よくありがちな体の不調、頭痛、肩こりといった症状の原因には、咬み合わせがよくないことから起きる、顎のズレがあります。
- 顎の筋肉は首にあって肩まで広がっています。
- でも、虫歯などで歯を失ったり、歯並びがよくないと、咬み合わせがよくない状態になります。
- 咬み合わせがよくないと、顎がズレます。
- 顎がズレると、顎の運動の中心を担っている「首の骨の2番目」がズレます。
- 首の骨がズレると、背骨全体がSの字に歪み、骨盤もズレて全身のバランスが崩れます。
長寿国日本の実態(寝たきり)
なぜ背骨の歪みが問題なのでしょうか?
背骨からは、それぞれ神経が出ています。
それらが歪んだ背骨自体やまわりの筋肉のひずみで圧迫されると、全身のあちこちで疾患が出ます。原因がよくわからない頭痛、肩こり、腰痛、生理痛、ひざ痛などもそうです。
そういった不調(肩こり・腰痛・頭痛)を、この長寿国日本で放置しておくと、60歳を過ぎた頃から「寝たきり状態」になるリスクが高まります。
頭痛・肩こりは、脳軟化症、脳梗塞の原因にもなるともいわれます。
もしも、そういった症状がある方は、咬み合わせのチェックをおすすめします。
当院の「全身咬合治療」のカウンセリングだけでも受診されてはいかがでしょうか。
整形外科、整体、カイロ、接骨院で治らなかった体の歪み
整体、カイロプラクティク、接骨院では、筋肉や神経への働きかけ、当院も視野に入れている民間療法や東洋医学などの手法を取り入れた手法で健康改善にアプローチしています。しかし、できる施術の内容が限られているのが事実です。
一方、整形外科ではレントゲン機材など先端医療の機器を備え、西洋医学の手法を中心に、保険制度の中で決められた治療方法で医療を進めています。
しかし東洋医学や体の歪みといった分野は、医療として取り入れられない決まりがあります。
そのどちらも、患者さまへの検査を重ねたところで「痛みの原因がわかりませんね」と言われても仕方がない環境なのです。
この2つの環境をつなぐことができたのが、私たち歯科であることは誇らしく感じています。
歯は骨であり、筋肉によって口は動きます。神経や麻酔治療は歯科治療に不可欠な知識です。
治療と施術の間にこそ、体の歪みや、背骨の歪み、首の骨の回りの痛みを改善する大切な方法があり、それができるのが歯科医なのだと考えています。
頭痛、腰痛、肩こり、生理痛
咬み合わせと首の骨の2番目、腰の骨の4番目が相互関係となり、バランスを取る関係です。首の骨の2番目は肩こりと大きな関係があり、腰の骨の4番目のトラブルは、腰痛、生理不順、生理痛の原因となります。
女性にとって、特に働く若い女性に多い肩こりは、毎月の生理痛などつらい症状を起こし、その後の生活に大きな影響を与えかねません。痛みを止めるための鎮痛剤で治めるような、一時的な対処でなく、健康を取り戻す治療を考えていると健康と幸せがきます。
歯科治療によって咬み合わせが悪くなることも
歯科治療で「咬んだ感じはどうですか?」とよく医師から聞かれます。
患者さまは「問題ありません」という咬み合わせであっても、それが顎のズレを起こしていないか、それまでの咬み合わせと比較して悪くなっていないかなどまで、調べる歯科医は多くはありません。
つめ物やかぶせ物の治療をしたときは、感触が大きく変ってしまいます。数日でなじんだとしても、咬み合わせが悪くなっていることもあります。
歴史的に今は一部分医療時代ですから、患者様が食事できる咬み合わせになるように調整できればよいのです。
アカデミー歯科クリニックは更なるランクアップをして、体が楽になる咬合になるようにします。